1/100の建築模型。
1/50と同じようにサッシや目隠しも作ってみたら、1/50よりも時間がかかった。今回はスチレンボードは使用せず、全て紙素材、白のみで作成。色に頼らないことで、陰影によるコントラスト、立体感がしっかりと表れる。
すべてが、そうであれ、と云うわけではないが、色々と考えを詰め込んでいくと何が言いたいのかわからない作品になることがある。写真でもそうだし文章でも、住宅でもそうだろう。
そんなときには、盛り込めるだけ盛り込んで作り込み、冗長・重複、そういったものを必要最低限まで削り落としていく。
一筆で正解にたどり着ける人を多くは知っているが、私はそこまでたどり着けない。もがいて考えて、回りくどく。そうして考えて考えて1番はじめに思いついていた案に帰ってくることが多々ある。それを無駄な時間だとは思わない。
なんの気無しに発言した一言と、推敲に推敲を重ねて発言した一言。
まったく同じ言葉を使っていたとしても、背景に根拠確信があるものは強いものだ。