ウッドテックキムラが、大切なお客様と創り上げた
施工事例をご紹介します。
以前床を無垢フロアにし、窓断熱や浴室工事でお世話になったお客様より、「お世話になった方のリフォームの相談に乗っていただきたい」とご連絡をいただきました。内窓断熱インプラスの工事を早々にさせていただき、気にはなっていたキッチンや浴室のリフォームについてもご相談。様々な施工例やプランをご提案させていただきながら、工事に入らせていただきました。

浴室においては、現状1200mm×1600mmの浴槽の短いタイプで洗面室の方が広く、「洗面所を小さくしてでも浴室を広げられないか?」とのご相談のもと、工事プランを作成いたしました。特に取ってはいけない柱などはなく、洗面と浴室の間にある基礎を撤去するだけで空間の変更が可能でした。しかし問題になったのが小さくなった洗面所に既存の洗面台を収めると、3面鏡が窓にぶつかってしまうこと・・・。そこで、洗面台の下部分だけLIXILのルミシスを新調し、上部の棚や鏡は造作することで空間の統一感を図るご提案をいたしました。



浴室もLIXILのリデアを採用し、ちょうど壁パネルのグレードアップ無料キャンペーン開催中だったため、キッチン・リビングのイメージカラーに合わせ、浴室も落ち着きあるグレーを採用。新しくなった人造大理石の白い浴槽が映える上質な空間となりました。洗面室側はあえて壁紙を明るくすることで、浴室ドアを開いた際の浴室側のコントラストを作ることができます。洗面室側には集成材で組んだ造作棚がふんだんに使われているので、クールになりすぎない柔らかな印象も残しました。

キッチンは、あえて空間を仕切り「キッチン室」としました。キッチン側、リビング側両方に壁があることで収納力も高くなり、キッチンの見せたい部分、見せたくない部分を整えることができます。空間の広がりは、部屋間の隔たりをなくすこと以外にも、あえて間仕切りをすることで叶えることができます。たとえ広い1LDKだとしても、食器やストック類など整理がされにくい場所が目に入ってしまうと「散らかっている」という印象に繋がり、その「散らかっている」という印象は「使われない空間」と意識してしまうことで、本来の帖数よりも体感としての広さを制限してしまいかねません。
また、キッチンリフォームの際には、食器や棚の中身を移動する必要があり、その際に必要なもの、不必要なものをより分けていくと、以前より収納量を減らしてもよい場合があります。そこで、現状の物の量、処分する分、収まりきっていないストック類など、現在の生活状況も拝見して収納計画を立てさせていただきます。





これまでの空間をリセット、バージョンアップし、新しい生活へと切り替えるリフォーム/リノベーションというタイミング。これまでの趣味や趣向はそのままでも、収まる空間や、色合いの統一がなされた空間では、全く新たな価値観となるかもしれません。もともと植物も多く飾ってあったリビングルーム。この植物たちが美しく生きる空間を作りたい!と思い、精一杯提案・工事をさせていただきました。
住みながらのリフォームで、工事空間にも余裕があったため、完成が近づき、ホコリの立たない工事になりと、少しずつ養生を剥がしていったり都度説明したりしながら、完成までの楽しみをじわじわと味わっていただきました。リフォーム前の空間から、次に出会ったときには全く新しい空間! というのも良いですが、壁を破り、床をめくった状態をしっかりとお客様にも確認していただき、お家の健康状況や工法をしっかりと説明しながら工事をさせていただきました。




