
トイレよ、変われ。
トイレは、もっと美しく快適であるべきだ。 研ぎ澄まされたデザインも、磨きぬいた性能も、 すべては、いままでのトイレという姿を変えていくために。 コンセプト. サティス ノーブルレーベル. 誰にも見せない私がいる。

いままでのトイレという概念を超える、心解き放つ空間へ
優美でやわらかなフォルムに、
これまでにない清潔・快適機能を満たすサティスGタイプ。
美しく、心地よく。そしてなによりニオイが気にならなくなれば、
トイレは暮らしの中で、いまとは異なった存在になる。
シンプルなデザインだからこそ、叶えられる空間へ
シンプルでコンパクトなフォルムをどこまでも追求した、サティスSタイプ。
そこにあるのは、デザインのノイズを排し、
トイレを空間そのものから変えていきたいという想い。
トイレという空間に、また新たな可能性を広げる。

かつてない洗浄力
4リットルの水で今まで以上の強力な洗浄力を実現したキーポイントは、従来2つだった吐水口を3つにしたこと。しかしただ数を増やしただけではなく、形状の試作などを繰り返し、3つの水流の水量や勢い、タイミングを完璧にコントロールすることに成功。かつてない洗浄力を実現しました。
「汚れが付かない便器」
永遠のテーマへの、チャレンジです。
日本人は清潔好きですが、やはり掃除の手間は面倒ですので、一回でも掃除の回数を減らしたいとか、掃除の時間を減らしたいという思いが強くあります。そうした思いに応えていくために、汚れが付かない便器を作るというのは、私たち便器の開発者にとって永遠のテーマです。今回、LIXILはアクアセラミックという汚れが付きにくい陶器の新素材を発明しましたが、そのアクアセラミックの効果を最大限発揮させるためにも、鉢内をすみずみまで洗う洗浄方式というのは、非常に重要な技術です。
洗浄方法の歩みを見ますと、水洗便器が登場した当時は、便器のフチの裏に細かな穴があり、そこから水が流れるというものでした。その後、洗浄力を高めるため、水平方向に水の渦を作り、汚物をその渦の勢いで流すという方向で洗浄の技術は進化していきました。しかし、ご存知のように、便器の鉢は卵型のような楕円形状をしております。このため水の渦は綺麗な正円形状を描けず、鉢内を回る度に水の勢いやエネルギーはどうしても落ちてしまいます。水のエネルギーを最大限活かしたまま、すみずみまで鉢内を洗浄する。そのために生まれたのが、今回のサティスのパワーストリーム洗浄です。
今回のパワーストリーム洗浄では、3つの水流の水量や勢い、タイミングが完璧にコントロールされ、それぞれ違った役割を持っています。一番奥の水流が鉢全体に洗浄の推進力を与え、真ん中の水流は汚物や紙をピンポイントで力強く流します。そして一番手前の水流が時間差で洗浄力の比較的弱い部分をフォローしています。3つの水流がチームプレーのように機能し、力強く、かつ、すみずみまで洗浄を実現しています。
さらに今回、水流を3つに分散させてひとつひとつの水流を細かにコントロールすることで、フチをお掃除のしやすい形状とすることができた点も、自信を持っておすすめできるポイントです。

実験を繰り返した、新開発の泡クッション
こだわったのは、泡の厚みや径。どんなサイズの泡がいちばん飛沫を抑えられるか、実験と評価を重ねました。その結果たどり着いたのが、泡の厚みは5~15mm 、泡の径は400nm(ナノメートル)以下という寸法。それを実現するため、水、洗剤、空気の混合比や混ぜる順番の試行錯誤を繰り返し、最適バランスを突き止めました。
泡で飛沫を抑えお掃除ラクラク
溜水面に張った泡が、男性立ち小用時の飛沫を軽減します。
トイレに泡がある理由
ある実験によれば、1日で2000~2500滴もの尿ハネが発生するといわれています。壁や床に飛び散った尿を放置すると、汚れるだけでなく菌の繁殖や悪臭の原因に。この尿ハネを防ぐためにLIXILが開発したのが「泡クッション」機能です。きめ細かな泡のクッションで尿を受け止め、便器外への尿の飛沫を約92%抑制。尿ハネを未然に防ぎ、日々のトイレのお手入れを手軽にします。
尿ハネはどうして起きる?
尿のようにひと繋がりになっている液体は、落下する過程で液体の粒に変化する性質があります。粒状になった尿が溜水面や便器の表面にぶつかると、細かな飛沫として周囲に跳ね返ります。これが尿ハネです。尿ハネによって便器や床に付着した尿を放置すると、菌が繁殖したり「尿石」に変化したりして、悪臭の原因になります。とはいえ、トイレは毎日使うもの。たった一日で大量に発生する尿ハネを、毎日丁寧に掃除するのは困難です。SATISの「泡クッション」は、こだわりぬいた泡の層が柔らかく受け止め、尿ハネを未然に防ぎます。
着水音を軽減
きめ細やかな泡のクッションが尿を受け止めることで、尿ハネを防止するだけでなく、着水音も軽減することができます。LIXILの調査では、泡なしでは59.2dBあった着水音が、泡ありのときには51.7dBまで軽減されました。着水音が軽減されることで、恥ずかしさを軽減することができるだけでなく、尿ハネの防止にもつながります。

鉢内除菌、ルームリフレで、さらにクリーン。
もちろんプラズマクラスター※も搭載。カバーが閉まっている時には鉢内にプラズマクラスターイオンが行きわたり、便器内の浮遊カビ菌や付着菌を除菌し、ニオイ原因菌も抑制。さらにルームリフレ機能を加え、設定時間に自動でカバーが開き、トイレ空間もしっかり消臭します。
気流を使ってニオイを封じ込める、世界初の技術。
トイレは今まで、大きく清掃性や節水性という2軸で進化してきました。しかし、実際の使用シーンでの快適性を見つめるとニオイというのは、とても大きなテーマであり続けるのだと思います。ニオイは、尿の付着や清掃に起因する便器そのものから出るニオイと、用を足すときのいわば行為時のにおいに大別されます。LIXILのトイレは、特にプラズマクラスターや高い清掃性・清潔性によって、もともと高度なニオイ対策をとってきました。実際、他のメーカーでも現在、脱臭機能というのは、ほとんどのトイレに備わっています。しかし、どうしても行為時のにおい、特に用を足す人の体調によっては、ニオイの問題は残ります。脱臭能力を上げるために吸い込む風量を強くすると風がおしりに当たる可能性があり、特に冬場など肌に寒風を感じてしまうなどのデメリットもあります。立ち上がった時に自動的にパワーを高める設定もされていますが、それでもニオイは感じてしまいます。その原因は、今までの脱臭が、吸い込むという方法によっていたからなのです。そこで、鉢の中ににおいを閉じ込める方法を模索して生み出されたのが、新技術「エアシールド脱臭」なのです。
吸い込みながら、クリーニングされた空気を送り込む「循環気流」。
メカニズムは、まずは鉢内の便座後方に設けられた送風口から右回りで空気を出します。便器のリムに沿って空気が鉢を一周し、送風口の左側に設けられた吸入口を通り、脱臭カートリッジでにおいを除去した空気を、再度送風口から出すことで鉢の外周に空気の渦(循環気流)を作ります。さらに送迎気流として中心部に向け外周の渦より弱い風を起こし、真ん中に滞留した空気を押し出し、外周の渦に一体化させる、いわばフタの役割を果たす2つの気流を鉢内に発生させます。これにより、エアカーテンのようにニオイを含んだ空気を鉢内に閉じ込めるばかりか、吸い込みながら、さらにクリーニングした空気を出して循環させるという画期的な技術が生まれました。
一般的な脱臭では、どうしてもニオイの発生元となる中央部と吸い込み口との間に距離があり、においが漏れてしまいます。だから、いくらパワーモードを使用しても根本的な解決とはならなかったのですね。エアシールド脱臭の発想の源は、水を旋回させて強力に洗浄する便器の洗浄水。ならば、ニオイを運ぶ空気も鉢の形状を生かして、空気を回すことで鉢の中に閉じ込めてしまおうというものでした。
ニオイが解消されることで、トイレはくつろぎの空間になる。
効果の検証にもこだわりました。ニオイにはどうしても慣れというものもあって、あまりかぎ続けると感じなくなってしまいます。そこで線香の煙を使って空気の流れを確かめたりもしました。この技術でかなえたかったことは、やはりトイレというものをもっとくつろぎの空間にしたいということでした。におわないトイレができれば、次は香りを楽しむという次のシーンも見えてくる。今バスルームが、体を洗う場所からくつろぎの空間と変貌してきたように、トイレも用を足すだけでなく自分らしく個室のようにくつろげるようになっていって欲しい、そのためには、いつ入ってもにおわないトイレを提供したいと思います。そしてなによりお父さんの後はちょっと、と娘に言われたくないですしね。

多機能を使いこなせるように。ユーザー視点で操作性を向上。
リモコン正面/側面

壁リモコンには使用頻度の高い項目のスイッチを大きくレイアウトし、操作性を向上。また使い方に応じて操作をガイドするナビゲーション画面を搭載し、サティスの高性能、多機能をどなたでも使いこなせるように細心の配慮を心がけました。