大阪市T邸様のインタビュー

2025.10.17

ストーリー

一生に一度くらい、きれいな家に

長いあいだ暮らしてきた、築38年の愛着ある住まいですが、不具合も多く出てきていました。「どうせ直すなら全部きれいにしたい」と思う反面、一人暮らしであることや、大がかりな工事になることを思うと踏み切れずにいました。

そんな私の背中を押してくれたのは、妹のひとこと。「一生に一度くらい、きれいな家に住んでみたら?」
その言葉をきっかけに、娘が信頼している工務店さんを紹介してもらうこととなり、ようやく決心がつきました。

台所は、私の人生の中心

私は長いあいだ、料理をふるまう仕事をしてきました。家族の食事も、ほとんどすべて手作り。だから、台所は私にとって“暮らしの中心”であり、“自分らしさ”を表す場所なんです。

これからも変わらず、台所に立ち続けたい。そして、娘や孫たちが来た時には、一緒に料理を楽しめるように。そんな思いから、「私に寄り添うキッチンをつくりたい」とお願いしました。

人生のご褒美リノベ背景

椅子に座って暮らせるリビング

膝が悪いので、床に座る暮らしはもう難しくなっていました。だから、これからは椅子に座って過ごせるLDKにしたいというのが大きな希望でした。

段差もできるだけなくしてもらって、本当に動きやすくなりました。家の中を移動するたびに感じていた小さな負担が減り、体も心も軽くなったように思います。

すべてを託して、安心できた家づくり

担当のプランナーさんは、暮らしやすさや動線をしっかり考えたうえで、私の希望をひとつひとつ叶えてくれました。

内装やインテリアは、予算だけお伝えして“すべてお任せ”。自分では思いつかないようなセンスでまとめてくださって、本当に素敵な空間になりました。

「木」へのこだわりも印象的で、どこにいても自然のぬくもりを感じます。工事が始まってからも、図面ではわかりにくい部分を現場で丁寧に説明してくださって。お任せとはいえ、大切なことは必ず確認してくださるので、最後まで安心して委ねることができました。

デザイナーとお施主様

私の指定席ができました

お気に入りは、窓際につくってもらった“私の指定席”。座ると、家じゅうが見渡せてとても快適です。


キッチンとカウンターの距離が近いので、料理や食器の受け渡しもラク。キッチンに立ちながら、家族とおしゃべりもできるんです。

ダイニングテーブルを置かないスタイルですが、娘や孫たちと十分に集まれる空間になりました。
家に来た人はみんなに「同じマンションだと思えない!」と驚かれています。

断捨離とともに、心も軽くなって

リノベ期間中の仮住まいへの引っ越しをきっかけに、思い切って大断捨離をしました。もう使わないもの、長くしまいこんでいたものをすべて処分したら、気持ちまでスッキリ。床に物を置くしかなかった以前の暮らしから、ようやく卒業できました。

今は、空いたスペースにお気に入りの小物を飾るのが楽しみです。孫と一緒にインテリアを選んだり、トイレに小さな飾り棚をつけてもらったり。家がきれいになると、自然と心まで華やかになりますね。

いまの自分にちょうどいい暮らしへ

こうして暮らしてみると、家は“ただ住む場所”ではなく、“生き方そのもの”なんだと感じます。これからも、好きな料理をしながら、家族や友人と笑い合える時間を大切に過ごしていきたい。

リノベーションをして、本当によかった。80歳の今が、いちばん暮らしやすく、いちばん私らしい毎日だと感じています。

会話が弾むキッチンダイニング

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