Favo
TRIGGER
おいしい水
泉まくら
福岡県 ヒップホップ、ラップ ヒップホップMC 2011年 – レーベル 2011年 – 2020年 術ノ穴 2023年 – forteAUTHOR
蝦名正行
営業からプラン設計、現場管理までを担当新しい音楽に出会うのが好き。
昭和58年生-青森県出身-2002~京都在住-乙女座-O型-趣味:写真-資格:運転免許-禁酒禁煙中-職種(営業-現場管理-空間設備提案-造作家具提案設計-インテリア提案-照明他コーディネート)職務経歴(不動産賃貸業-デザイン業-WEB通販業-健康食品メーカー-動物病院-人形作家)
REVIEW
ここ最近は女性ラッパーの音楽を聴く機会が多い。ラッパーといっても、純粋なリリックで対決していくようなガチガチのラップではなく、相対性理論のようなウィスパー系の言葉を紡ぐよな人の歌ばかりを聞いている。以前にも紹介した、DAOKOもそうだが、今回紹介の泉まくらや、ラブリーサマーちゃんなど音楽の多様性が広がる現在では、このような新しいような懐かしいような音楽に出会うことも多くなった。なによりも、PCや音楽制作機材・ソフトなどが手に入りやすい価格になったことで音楽制作の敷居が下がったこと、そしてなにより音源を自らYOUTUBEなどのSNSで発信する手段が増えたことはすごいことだと思う。この、泉まくらをよく聞くようになったのはどの音源からだったろうか。フィッシュマンズのいかれたBabyは、たくさんのアーティストがカバーしているが、泉まくらバージョンを聞き、また別の曲、次の曲と行き着いていったのではなかっただろうか。特に上に動画を貼っている「パルコでもロイホでもラブホでもいいよ」は、低めの絞り出すような声から導入し、繰り返すリリックが浮遊感を生み出す。MV中での演出もそして歌詞もストーリー性は存在するのに「平熱」感のあるその声が、寂しさ、とは少し違う(諦め?落胆?をもっとポップにした)感情を呼び起こすようだ。そんな世界観に惹かれていった。
これまで、ストリートなどで暑い中寒い中、雨の日風の日に声を枯らして唄っていた日も今は昔。制作も発表もインドアで出来る時代。セールスもスカウトもインドアで出来る時代になった。