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リフォームのきっかけを教えてください
DESCRIPTION
それだけで主役になるWOODONEのフレームキッチンが、名脇役として存在。全面で主張するラワンの風合いと、目透かしの凹凸による陰影を生かしたシンプルで線と平面からなるワークキャビネット。上部には同じラワン材を使用したシンプルな棚が、キッチンの目線を分割し、ギャラリースペースのような存在に。このキッチン空間に似合うのはWOODONEのフレームキッチン。INFORMATION
改修部位:1階+水回り/外壁屋根塗装築年数 :ー
居住人数:4人
建物種別:戸建て
エリア :城陽市
きっかけは風呂の給湯器が壊れたことでした。家は中古の一軒家を買ったんです。買った時点でそこそこ古い家でしたし、息子たちが剥がしてしまった壁紙がそのままになっていて、控えめに言っても綺麗な状態ではありませんでした。
どうせ給湯器を交換するのであれば風呂のリフォームをしようということになり、さらに妻がキッチンもリフォームしたいとなり、最終的にいっそのこと気になる部分を全部リフォームをしようという話になりました。そのため水回りやキッチン、その他クロスなども含めてリフォームすることに決めました。
Renovation by woodteckimura
昼撮影/造作のラワンのカップボードと青い光
REASON
ウッドテックキムラを選んだ理由
私自身建築デザイナーではあるのですが、仕事の関係先だと気を使うという気持ちもあり、仕事関係ではないところへご依頼させていただきたいなと思っていました。ウッドテックキムラさんに依頼させていただいた一番の理由は、実家が昔からお世話になっていたからです。実家がキムラさんのすぐ近くにあり、以前床の張替えをお願いしたことがありました。その後も営業の方が時々様子を見にきてくださったり、信頼できると感じたのが大きな理由でした。
また、後から思い出したのですが、こちらの社屋が完成して公開されていらっしゃった時、実はお伺いしたことがあり、社長自ら案内していただきました。
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昼撮影/楽しく並ぶ調理器具
IDEAL
どんなお家が理想でしたか?
ちょうどその時期はSNSなどで丁寧な暮らしというのが流行っていて、それをどこか意識していたのはありました。そこでリフォームに合わせて、自分たちの空間を愛せるものに変えていこうという話を2人でしていました。
簡単に買って簡単に捨てる生活ではなく、良いものを長く使う。そんな生活にしたいと思っていました。特にキッチンは毎日使うものだから、調理器具なんかも良いものを買って長く使ったほうがいいよねと話していました。
あとは、僕自身が仕事をする中で使ってみたいと思うものを提案しました。
今回キッチンはフレームキッチンというものを選んだのですが、実際に使ってみないとわからない部分もあるので、それを妻に提案したりしました。
また、今回は予算の都合上、室内の扉は変更する予定がなかったので、扉に合わせて色味を統一するようにしました。
Renovation by woodteckimura
昼撮影/WOODONEのフレームキッチン
IMPRESSIVE
今回のリフォームで印象的なこと
今回洗面台もリフォームをしたのですが、その塗装を家族で行ったことが印象に残っています。
モルテックスという、木の板に塗装するだけでコンクリートのような質感になる塗料があるのですが、リフォームに当たってお邪魔させていただいた社員さんのご自宅にこの塗料が使われたダイニングテーブルがあり、是非使いたいと思い洗面台に採用しました。
作成の際、こちらの作業場をお借りして、妻や子供と一緒にみんなで塗装して作成したのをよく覚えています。洗面所に立つと思い出すので良い思い出ですね。
Renovation by woodteckimura
昼撮影/コントラストを生み出すインテリア配置
CHANGE
リフォームの前後で変化したこと
家に人を呼ぶようになったかなと思います。そんなに頻繁に呼ぶわけではないのですが、以前はそういったことは全くなかったので、ひとつの変化だと思います。また、リフォーム以降、物を大切にするというのを意識していたところ、特別子供たちにそれを教えていたわけではないのですが、自然と子供たちも前に比べて物を大切にしてくれるようになりました。
Renovation by woodteckimura
昼撮影/木材、非木、鉄材のバランス感覚
AUTHOR
蝦名正行
営業からプラン設計、現場管理までを担当新しい音楽に出会うのが好き。
昭和58年生-青森県出身-2002~京都在住-乙女座-O型-趣味:写真-資格:運転免許-禁酒禁煙中-職種(営業-現場管理-空間設備提案-造作家具提案設計-インテリア提案-照明他コーディネート)職務経歴(不動産賃貸業-デザイン業-WEB通販業-健康食品メーカー-動物病院-人形作家)
CONSEPT
それだけで主役になるWOODONEのフレームキッチンが、名脇役として存在。全面で主張するラワンの風合いと、目透かしの凹凸による陰影を生かしたシンプルで線と平面からなるワークキャビネット。上部には同じラワン材を使用したシンプルな棚が、キッチンの目線を分割し、ギャラリースペースのような存在に。このキッチン空間に似合うのはWOODONEのフレームキッチン。リノベーションで変更しなかった窓も、丁寧なつくりの料理道具が整頓されることで、丁度いいエモさとなっている。ラワンの色合いと、竹や木、藁などの調理器具の色合いが溶け合い、暗いキッチンパネルがまるで京都のおくどさんのように写真に映える。
完工時、キッチンやラワンのキャビネットの美しさをフレームに収めきることが出来なかった。それぞれのプロダクトとしての完成度は高いが、構造的にシンプルでどう写真として表現していいかわからなくなってしまった。完工の直後というものは、なにもない状態として撮影できる最後のタイミングだが、ある考えからそれ以上シャッターをきることをしなかった。
引渡からしばらくして、このタイミングだと言うときが来て撮影をお願いした。完工直後のシャッターのキレの悪さとは打って違って、シャッターを切る指が止まることはなかった。調理器具、食器、調味料入れ、植物・・・それらをこのキッチンがいかに引き立てることか。このキッチンはリビングの主役にして、すべてのものを主役に昇華させる存在だったのだと改めて認識した。
おろしたての服を着ると背筋が伸びるように、住まいの空間が変わると、ライフスタイルもこうしたい!という夢に近づくような気がする。
リフォームやリノベーションには機能性のアップは命題であるが、どのような住み方がしたいか?という夢を叶えるのも大きな目的の一つだと思う。
静かな写真。昼にはゆったりとした時間が流れ、それでも、友達や家族が集まるとにぎやかな楽しいひと時が流れる。しっとりとした設備やインテリアの風合いに、家族の明るさがよく映える空間。