ZAZEN BOYS|ナンバーガール解散後、向井秀徳が自らの求める音楽を実行するために、ナンバーガール時代からの盟友であるドラム、アヒト・イナザワと共に結成。まずこの二人にSEXY JOEなる謎のボーカリスト(その正体はくるりの岸田繁)を迎えた構成で、ローリング・ストーンズのトリビュート盤『IT’S ONLY ROCK’N ROLL (BUT WE LIKE IT LOVE)』に楽曲を提供。その後サポートメンバーとして、ベースに日向秀和(当時ART-SCHOOL、のちにストレイテナー加入)、ギターに吉兼聡(ルミナスオレンジサポートメンバー/元KICK’N THE LIONメンバー)を迎え本格的な活動を開始する。SEXY JOEの一時的な参加にみられるように、当初は向井とイナザワ以外のメンバーは流動的に変わる予定だったが、日向、吉兼とのセッションを経て『何か』を感じた向井はこのメンバーを固定とした。(後述)向井はZAZEN BOYSの事を「法被を着たレッド・ツェッペリン」と例えている。ただし、これはレッド・ツェッペリンの音楽スタイルの模倣という意味ではなく、ツェッペリンの如く、それぞれの個性の集合体であるというバンドの概念を言い表すために用いた言葉である。
私が高校時代の終わりも終わりに当時交際していた人が『ナンバーガールのライブに行く』と言っていたのを覚えている。実際に私がナンバーガールやSUPERCARをはじめ、多くの音楽を聴き始めたのは大学に入ってからだったので、その人と離れてしまった後になって「あの子は色んな音楽を教えてくれていたんだな」と落ち込んだ思い出もあります。余談ですが。
ナンバーガールは大学時代に最も長い時間聞き続けたバンドの1つでもあります。尖った音楽性にボーカル向井秀徳の独特な声と歌詞作り。eastern youthのように絞り上げるように叫ぶように歌う様子。大学当時の若い自分にとっては、すごくカッコよくてずっとアルバムリピートさせていました。
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