WORK
TRIGGER
最後の楽園
DESCRIPTION
今後の生活を見越して、リビングで生活が完結できるようにしたい。一番長くいる場所だからこそ、使い勝手はもちろん、昔からの「家」に対して抱いていた夢を叶えたい。とのご相談から今回、キッチンの入換、部屋に凹凸をつくっていた既存収納やキッチン壁の立ち上がりなどを解体し、キッチンやダイニングテーブルのレベルに合わせた収納棚の造作をすることで、20帖近いLDKの統一感と、ものが床や棚上に溢れない収納量の確保、そして造作棚であえて動線以外の床を覆うことで、壁や手すり、テーブルや造作棚など、部屋全体で伝い歩きが出来るような空間を設計。INFORMATION
改修部位:キッチン/リビング/廊下築年数 :ー
居住人数:1人
建物種別:戸建て
エリア :城陽市
設計/撮影担当:蝦名 暮らしに新しい価値観を。
Renovation by woodteckimura
昼撮影/LDK空間
Renovation by woodteckimura
昼撮影/LDK空間の施工前
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昼撮影/ダイニングエリア
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昼撮影/リビングエリア
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昼撮影/造作棚
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昼撮影/キッチンからの風景
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昼撮影/アクセントのペンダント照明
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昼撮影/個性豊かな照明たち
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昼撮影/床の切り替え
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昼撮影/緑映える落ち着いた色使いに
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昼撮影/来客者を迎える
Renovation by woodteckimura
昼撮影/ウォルナットの光の家
AUTHOR
蝦名正行
営業からプラン設計、現場管理までを担当新しい音楽に出会うのが好き。
昭和58年生-青森県出身-2002~京都在住-乙女座-O型-趣味:写真-資格:運転免許-禁酒禁煙中-職種(営業-現場管理-空間設備提案-造作家具提案設計-インテリア提案-照明他コーディネート)職務経歴(不動産賃貸業-デザイン業-WEB通販業-健康食品メーカー-動物病院-人形作家)
今後の生活を見越して、リビングで生活が完結できるようにしたい。一番長くいる場所だからこそ、使い勝手はもちろん、昔からの「家」に対して抱いていた夢を叶えたい。とのご相談から今回、キッチンの入換、部屋に凹凸をつくっていた既存収納やキッチン壁の立ち上がりなどを解体し、キッチンやダイニングテーブルのレベルに合わせた収納棚の造作をすることで、20帖近いLDKの統一感と、ものが床や棚上に溢れない収納量の確保、そして造作棚であえて動線以外の床を覆うことで、壁や手すり、テーブルや造作棚など、部屋全体で伝い歩きが出来るような空間を設計。
キッチンはスタッフ自邸でも採用したクリナップの「Rakuera」。十分なお部屋の広さもあったため、リビング側も全収納にしたペニンシュラ型を採用。キッチンの調理側もリビング側も大収納となり、キッチンの背面にもキッチンと同じ高さの造作棚を制作し、これまでの収納よりも見た目上の容積を減らしながら、リフォーム前以上の収納力を確保。
お客様との打ち合わせ時、自邸のリフォーム事例を御覧いただき、そちらを随分気に入られ、私、蝦名邸のダイニングリフォーム事例をベースに、キッチン等の設備プラン、空間提案、意匠計画をさせていただきました。ほぼ「すべてお任せで」と言っていただいた中で心がけていたのが、リフォーム前後で「変えすぎないこと」。
お客様も、完成したお部屋を見に来られたお客様のご友人も、「全く変わった!」と仰っしゃられ、私自身もめちゃくちゃ変わったなぁ!と思っていますが、①間取りを変えない、②キッチンの向きを変えない、③これまでのベース色を変えないなどなど、変えないと決めていた部分がたくさんあります。
リフォーム前のお部屋の色使いも落ち着きあるもので、床やキャビネット、扉など少し暗めのウォルナット色調はそのままに、造作棚やインテリアの高さを揃えることで、アイレベルにある部屋の広さを最大限に確保できるように。
リフォーム前に断捨離もするので、せっかくだから何もない広々とした空間も、と打合せの中でお客様からのご希望をいただきましたが、本当にリフォーム前からモノも整理されており、打ち合わせに行くたびに部屋がスッキリと片付いていき、リフォームを楽しみにされているのが伝わってくるくらい、断舎離されていました。その光景を見て、再度考えたのが、構造上、無駄な柱や壁もないきれいな長方形をした大空間において、4.5帖から6帖くらいの空間で全く何もおいていない空間を作ることは容易でしたが、その何もない空間があると、どれだけ心がざわつくだろうということ。
空間提案では、照明の位置や高さ、造作棚の高さや容積、リビングテーブルやダイニングテーブル、センターテーブル。ソファ、フロアライトなどの配置も含めて、満たされた空間になるように考えていましたが、その中にポッカリと「なにもない場所」ができてしまうと途端にソワソワして落ち着かないものになってしまうと、イラスト等も交えてご説明。
縦長の長方形のそれぞれにはエリアが分けられており、
・キッチンエリア2坪
・ダイニングエリア3坪
・ウェルカムスペース1.5
・リビングスペース3坪
と、境界はなくとも、家具の配置で目的が与えられています。縦に見ると、中央にそれぞれのテーブルが密集して見えますが、両サイドは十分な通路幅を確保しており、窮屈感を感じさせない配置にしています。最近では照明もペンダントライトや、シーリングライトなどの出っ張るものを極力なくし、ダウンライトのみで仕上げることもよく見かけますが、この20帖あまりのスペースのそれぞれの場所に異なる役割を持たせるアイコンとして、ペンダントライトを多く採用。
部屋の色調のベースとしたのが、IKUTAのラスティックフロア「ウォルナット」。ベースを暗めの床色とし、キッチンエリアは真鍮の見切りで切替、こちらは更に黒くしたIKUTAの新商品、タイルの風合い「クルードフローリング」を採用。フローリングと同じく合板で作られ、トップにシートフロアーを張ったものになります。フロアタイルと違い、タイル調の素材を大工がそのまま施工できるため、従来タイルやフロアタイルで表現していたよりも随分価格を抑えることもできます。
リビングスペースのソファに腰をかけ、正面に幅3600mmとなる造作棚を設置。上部にはもともとテレビボードやキャビネットにあったTVやステレオを置き、アイキャッチとなる高さには、ご子息が小学生の頃に旦那様と作られた昆虫標本を配置させていただきました。この昆虫標本は使用しない家具等をしまうお手伝いをした際に目に付き、お話を伺い、お子様と旦那様の思い出があること、40年近い月日が経過しているにも関わらず保存状態もよく、少し大人の博物館のような雰囲気を演出するのにも、黒い枠で覆われているので、アイキャッチのラインを作るのにも効果的であったため、リビングに飾らせて頂きました。
お部屋にあわせた照明器具や、ソファやテーブルなど新規ご購入家具のコーディネート提案。
また、もとからあったものや、木材やブラケット金物を組み合わせてつくったオリジナルの手すり。壁への配置はどれくらいの高さにするか、棚上にはアイテムは何個まで、、、と、レイアウトも含めて施工をいたしました。
自分も、そしてお友達も心地よく過ごせる空間、そして今後ソファがベッドに置き換わったときに、この1フロアで満足して毎日を過ごせる空間として提案、施工をいたしました。クリナップのシステムキッチンラクエラに関しても、メーカー納品そのままでは、せっかく天板も面材も黒調のラスティックなのに、ケコミが横一文字で真っ白だったり、棚の間から骨組みの白がチラ見えしていたりしており、黒の床材を加工してケコミを黒くしたり、引き出しから見切れる下地に黒のテープを貼ったりと、妥協せず仕上げました。
「すべてあなたに任せるわ」
という言葉を頂き、本当に私の提案を受け入れて頂きましたが、少しでも仕様に変更がある場合は逐一ご相談させていただきました。様々なプランや商品、レイアウトなどをご提案いたしましたが、最終的にご決断され、このように素晴らしいリフォームができたのも、お施主様のセンスありきのものです。写真に写っているもので、一部社屋や私物から持ち出して撮影しているものもあり、植物をこのくらい置きたい!とご提案がまだまだあります。定期的にご訪問し、お困り事や、住まい方のご相談もしてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
キッチンはスタッフ自邸でも採用したクリナップの「Rakuera」。十分なお部屋の広さもあったため、リビング側も全収納にしたペニンシュラ型を採用。キッチンの調理側もリビング側も大収納となり、キッチンの背面にもキッチンと同じ高さの造作棚を制作し、これまでの収納よりも見た目上の容積を減らしながら、リフォーム前以上の収納力を確保。
お客様との打ち合わせ時、自邸のリフォーム事例を御覧いただき、そちらを随分気に入られ、私、蝦名邸のダイニングリフォーム事例をベースに、キッチン等の設備プラン、空間提案、意匠計画をさせていただきました。ほぼ「すべてお任せで」と言っていただいた中で心がけていたのが、リフォーム前後で「変えすぎないこと」。
お客様も、完成したお部屋を見に来られたお客様のご友人も、「全く変わった!」と仰っしゃられ、私自身もめちゃくちゃ変わったなぁ!と思っていますが、①間取りを変えない、②キッチンの向きを変えない、③これまでのベース色を変えないなどなど、変えないと決めていた部分がたくさんあります。
リフォーム前のお部屋の色使いも落ち着きあるもので、床やキャビネット、扉など少し暗めのウォルナット色調はそのままに、造作棚やインテリアの高さを揃えることで、アイレベルにある部屋の広さを最大限に確保できるように。
リフォーム前に断捨離もするので、せっかくだから何もない広々とした空間も、と打合せの中でお客様からのご希望をいただきましたが、本当にリフォーム前からモノも整理されており、打ち合わせに行くたびに部屋がスッキリと片付いていき、リフォームを楽しみにされているのが伝わってくるくらい、断舎離されていました。その光景を見て、再度考えたのが、構造上、無駄な柱や壁もないきれいな長方形をした大空間において、4.5帖から6帖くらいの空間で全く何もおいていない空間を作ることは容易でしたが、その何もない空間があると、どれだけ心がざわつくだろうということ。
空間提案では、照明の位置や高さ、造作棚の高さや容積、リビングテーブルやダイニングテーブル、センターテーブル。ソファ、フロアライトなどの配置も含めて、満たされた空間になるように考えていましたが、その中にポッカリと「なにもない場所」ができてしまうと途端にソワソワして落ち着かないものになってしまうと、イラスト等も交えてご説明。
縦長の長方形のそれぞれにはエリアが分けられており、
・キッチンエリア2坪
・ダイニングエリア3坪
・ウェルカムスペース1.5
・リビングスペース3坪
と、境界はなくとも、家具の配置で目的が与えられています。縦に見ると、中央にそれぞれのテーブルが密集して見えますが、両サイドは十分な通路幅を確保しており、窮屈感を感じさせない配置にしています。最近では照明もペンダントライトや、シーリングライトなどの出っ張るものを極力なくし、ダウンライトのみで仕上げることもよく見かけますが、この20帖あまりのスペースのそれぞれの場所に異なる役割を持たせるアイコンとして、ペンダントライトを多く採用。
部屋の色調のベースとしたのが、IKUTAのラスティックフロア「ウォルナット」。ベースを暗めの床色とし、キッチンエリアは真鍮の見切りで切替、こちらは更に黒くしたIKUTAの新商品、タイルの風合い「クルードフローリング」を採用。フローリングと同じく合板で作られ、トップにシートフロアーを張ったものになります。フロアタイルと違い、タイル調の素材を大工がそのまま施工できるため、従来タイルやフロアタイルで表現していたよりも随分価格を抑えることもできます。
リビングスペースのソファに腰をかけ、正面に幅3600mmとなる造作棚を設置。上部にはもともとテレビボードやキャビネットにあったTVやステレオを置き、アイキャッチとなる高さには、ご子息が小学生の頃に旦那様と作られた昆虫標本を配置させていただきました。この昆虫標本は使用しない家具等をしまうお手伝いをした際に目に付き、お話を伺い、お子様と旦那様の思い出があること、40年近い月日が経過しているにも関わらず保存状態もよく、少し大人の博物館のような雰囲気を演出するのにも、黒い枠で覆われているので、アイキャッチのラインを作るのにも効果的であったため、リビングに飾らせて頂きました。
お部屋にあわせた照明器具や、ソファやテーブルなど新規ご購入家具のコーディネート提案。
KANADEMONO
創造性を刺激する、主張し過ぎず、ニュートラルでミニマルなデザイン。そこには、そぎ落とされた美しさがあります。 無垢の素材を生かした本物の存在感は、 繊細な感性と同居する、確かな自信を表現しています。 KANADEMONO は、空間や使う人の暮らしを引き立てる、 普遍性を持ったデザインを提供します。
RELAXFORM (リラックスフォーム) オフィシャルサイト
すべてのリビングに、豊かなくつろぎを。株式会社関家具のソファブランドRELAX FORM(リラックスフォーム)のオフィシャルサイトです。新素材のレザーテックスやファブリックの生地を使った、様々なコンセプトのデザインの中からお好みのソファをお探しください。
APROZ online shop
実直なクラフトマン達が、MADE IN TOKYOにこだわり実直にモノづくりに取り組んできた、自分たちが作ってきた「あかり」は街や家庭に様々な表情を与えてきた。楽しさ、団欒、華やかさ、落ち着きや集中。物事を多角的に捉える姿勢は社会や生活の中にでも役に立つ。時代にあったモノづくり、自分達にできることをただ実直に。クラフトマンシップから発信するプロダクト、APROZ
オリジナル家具・金物の上手工作所 |
上手工作所オリジナル家具・金物のオンラインショップ木や鉄を使い、素材そのものを楽しんでいただく暮らしを提案しています。
また、もとからあったものや、木材やブラケット金物を組み合わせてつくったオリジナルの手すり。壁への配置はどれくらいの高さにするか、棚上にはアイテムは何個まで、、、と、レイアウトも含めて施工をいたしました。
自分も、そしてお友達も心地よく過ごせる空間、そして今後ソファがベッドに置き換わったときに、この1フロアで満足して毎日を過ごせる空間として提案、施工をいたしました。クリナップのシステムキッチンラクエラに関しても、メーカー納品そのままでは、せっかく天板も面材も黒調のラスティックなのに、ケコミが横一文字で真っ白だったり、棚の間から骨組みの白がチラ見えしていたりしており、黒の床材を加工してケコミを黒くしたり、引き出しから見切れる下地に黒のテープを貼ったりと、妥協せず仕上げました。
「すべてあなたに任せるわ」
という言葉を頂き、本当に私の提案を受け入れて頂きましたが、少しでも仕様に変更がある場合は逐一ご相談させていただきました。様々なプランや商品、レイアウトなどをご提案いたしましたが、最終的にご決断され、このように素晴らしいリフォームができたのも、お施主様のセンスありきのものです。写真に写っているもので、一部社屋や私物から持ち出して撮影しているものもあり、植物をこのくらい置きたい!とご提案がまだまだあります。定期的にご訪問し、お困り事や、住まい方のご相談もしてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。