中学3年生のときにニコニコ動画(以下ニコ動)の「ニコラップ」にラップを投稿し始め、ニコ動内で出会ったJinmenusagi(人面兎)の呼びかけで客演参加した楽曲での振る舞いがネット発のインディーレーベル「LOW HIGH WHO? PRODUCTION」の主宰者に気に入られ、高校入学と同時に同レーベルと契約。進学した高等学校の校則(芸能活動禁止)が厳しく、顔を隠した状態での活動となる。後にm-floの☆Taku Takahashiに見出されm-flo + daoko名義による楽曲「IRONY」が2013年公開の映画『鷹の爪 ~美しきエリエール消臭プラス~』の主題歌に起用される。さらには映画監督の中島哲也の目にも止まり、2014年公開の映画『渇き。』では「Fog」が挿入歌に抜擢される。同2014年、庵野秀明率いるスタジオカラーによる短編映像シリーズ「日本アニメ(ーター)見本市」の第3弾作品『ME!ME!ME!』の音楽をTeddyLoidと共に担当し、世界各国から大きな注目を集める。そして大手レコード会社による争奪戦の末、2015年3月、高校卒業と同時にトイズファクトリーよりメジャーデビュー。同年10月に発売した1stシングルのアーティスト写真で素顔を公開した。インディーズ時代はdaoko名義、読み仮名には平仮名表記の「だをこ」を使用している。
DAOKO(だをこ)を耳にしたのはいつ頃だったか忘れてしまったが、一番初めに聞いた曲は、日本アニメ(ーター)見本市 第3話「ME!ME!ME!」の映像を見て、使用されている楽曲としての「ME!ME!ME!」がはじめだったと思う。
ウィスパーボイスのボーカリストといえば相対性理論のやくしまるえつこをずっと聞いていたが、女子高生ラッパーという鳴り物入りの打出され方で登場した”DAOKO(だをこ)”には、懐疑的な聞きはじめをしていたと思う。なぜなら”やくしまるえつこ”というアイコンが強大すぎて、それを追うようにしたバンド、アーティストが現れては消え、この人もまた、そういった部類の人になるのか?と思っていたからだ。
しかしながら、映画「渇き。」やTVCMに起用された音源などを聞くうちに、音楽だけでなく、音楽に向ける姿勢やファッション、スタイルを含めて、魅力的に感じるようになった。
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